2007/06 .

日本の最低賃金は、今年中に、改善されるのでしょうか?

06/05/(22/35)

資本主義は、市場経済です。
企業は、競争に勝つために、効率化を、進めます。
最後に、不当な行動に、発展します。
他の企業と、不当な価格を、協定します。
他の企業の取引を、不当に、妨害します。
そして、公正な競争は、失われます。

低賃金による低製品の競争は、技術進歩を、後退させます。
賃金は、企業経営上の費用の大きな部分を、占めます。
ある大きい企業が、低い賃金を、支払いました。
他の多数の企業は、競争上、賃金を、切り下げざるを得なくなります。
本来のあるべき競争のメリットが、妨げられます。
最低賃金制度は、賃金の最低限を、規制することにより、不公正な競争を、防止します。

不況期に、企業が、賃下げを行えば、その効果は、全産業に、波及します。
全般的な賃金所得の減少は、有効需要を、減退させます。
さらに、これが、生産の減少に、つながります。

低賃金は、労働者の生活面に、直接影響を与えます。
労働意欲が、減退します。
生産能率が、減退します。
不良品が、増えます。
能力向上を、阻害します。
非能率の悪循環が、起こります。

最低賃金は、消費需要を、下支えします。
需要を、喚起して、経済は、活性化します。

最低賃金は、全ての労働者を、守るための安全網です。
最低賃金は、貧困を、削減します。
国家は、企業本位に、最低賃金を任せると、経済的に可能であると考えられる水準より、不必要に、低い水準に保たれやすい。
国家は、平均的な賃金を設けて、国民の平均的な生活水準を、保たなければなりません。
産業や職業別に、率を、決めるものではありません。
全ての産業のうち、著しく低い賃金から、労働者を、守るための法律です。
つまり、最低限度の賃金です。

雇用者は、最低額以上の金額を、賃金として、労働者に、支払わなければならない。
正社員やパート・アルバイトといった勤務形態の違いにかかわらず、全ての労働者に、適用されます。
ここで言う最低賃金は、基本的な賃金の額です。
時間外割増賃金や、通勤手当は、含まれません。

最低賃金は、最低所得層の人々の地位を、改善します。
最低賃金の上昇は、需要を、維持します。
最低賃金の減少は、インフレ傾向にある最低賃金を、抑制します。
短期的なマクロ経済を、安定させます。
最低賃金を、平均水準に安定させることが、重要です。

国家は、最低所得層の資源を、企業や資本家に配分しても、大きな効果を、及ぼしません。
反対に、国家は、企業や資本家を制御するために、最低賃金を利用するとすると、大きな効果を及ぼします。

最低賃金は、常に、動いている経済情勢に、反応しやすくしておく必要があります。
改善しなければ、最低所得層の人々は、自らの地位を、向上させる努力意欲を、失います。
また、最低賃金の金額は、全ての労働者が、容認しうる金額でなければなりません。
全ての人は、賃金の法的保護により、将来に対して、安心しながら、働くことができます。
また、雇用主は、無用な厳格管理を行なう必要がありません。
企業が、効果的に、活動することができます。

産業が、滞在する所に、労働市場が、誕生します。
消費が、発生する所に、産業市場が、誕生します。

都市と地方の賃金格差は、地方衰退に、拍車をかけました。
都市に、地方の人が、集まり続けます。
地方の村が、消え続けます。
しかし、この悪循環は、永遠に、続きません。
悪循環は、必ず、爆発します。
予想を越える結果が、発生します。
それから、手当てをしても、間に合いません。

1899年、ニュージーランドが、世界で最初に、最低賃金制度を、創設しました。
大規模な港湾ストライキが、契機でした。
労働争議の解決策の1つとして、強制仲裁方式により、最低賃金を決定しました。
その労働争議は、解決しました。
低賃金の改善が、進められることによって、社会的緊張や対立を、回避しました。
労使間の紛争の発生を、未然に防ぐことが、できるようになりました。
健全な労使関係を、実現しました。

1909年、イギリスが、賃金委員会法を、制定しました。
低賃金労働者が多い産業に、最低賃金を、定めました。
1993年、保守党政権が、その法律を、廃止しました。
1998年、労働党政権が、全国最低賃金法を施行し、復活させました。

最低賃金は、賃金の低廉な労働者について、労働条件の改善を、図ります。
もつて、労働者の生活安定、労働力の質的向上を、図ります。
それは、事業の公正な競争を、確保することになります。
国民経済の健全な発展に、寄与します。

最低賃金の4つの基本的な役割;
(1)ごく少数の低賃金労働者にのみ、保護を与えるために、利用する。
(2)「公正な」賃金を保障するために、最低賃金を、利用する。
(3)最低賃金を、賃金体系の底辺として、利用する。
(4)マクロ経済政策(経済安定と成長と所得分配の改善)を、達成するための手段として、利用する。

最低賃金法は、経済に、重要な悪影響を与える危険を、最小限にします。

雇用主は、自由競争を、行うべきです。
しかし、労働者の賃金を下げることによって、競争を行うと、過度の競争に、走ります。
なぜなら、誰でも、その方法を、容易に、使うことができます。
雇用主に、だんだん、圧力が、増えてきます。
最後には、その圧力を、切り離したいと希望しても、周りが止まりません。
前進も後退もできなくなり、経済は、すぐに、行き詰まります。

賃金構造や平均的な賃金水準に、大きな衝撃が加えられると、経済的反動が、起こります。
失業率が、上昇します。
本当の経済成長が、鈍化します。
デフレが、進みます。

最低賃金を、有効に機能させるためには、適用範囲が広く、影響が大きいという条件が、必要です。

少数の労働者にのみ、最低賃金を、適用する。
最低賃金効果の対象を、狭くします。
最低賃金を、少しだけ、上昇させます。
これらの最低賃金政策では、効果が、あがりません。
労働市場の不完全さは、厳しい経済的束縛が、存在することを、反映しています。

国家の優先順位は、何でしょうか?
国の防衛ですか?
国民の防衛ですか?
大企業の防衛ですか?
国の経済的安定ですか?
国の社会的安定ですか?

経済の安定と所得の分配は、本当に、対立しますか?
どれが、国の安定のために、一番幅広い効果を、及ぼしますか?
どちらの誤りからもたらされる結果が、より深刻なものに、なりますか?
国家は、国民から、信頼されるものでなければなりません。



原油高の背景を考えよう!

06/10/(14/30)

世界銀行は、2007年の世界経済の実質成長率を、発表しました。(2007年05月29日)
2007年の世界経済の実質成長率は、3.3%(-0.7%)になる見通しです。
2年ぶりの低成長です。


鈍化している国;

アメリカ...1.9%(-1.4%)
途上国..6.7%(-0.6%)


堅調な国;

ユーロ圏...2.5%
日本...2.3%


原油価格の高騰で、国際石油資本は、膨大な利益を、得ています。
原油価格の高騰は、2006年以来、続いています。
原油価格の高騰は、日常生活にも、影響を、与えはじめました。
都会では、車が必要ないので、都会の人々の生活に、支障が出ていません。
しかし、地方では、車は必要品なので、地方の人々の生活に、直撃を与えています。

食糧を使ったバイオ燃料と重なって、多くのものの値段が、上昇しています。
以前の原油高の原因は、中東戦争でした。
産油国の生産抑制という明確な原因でした。
しかし、今回の原油高は、原因がつかめません。

何が、短期間で、変わったのでしょうか?
原油高を、抑制していたイラクが、消えました。
これは、一体、何を、意味したのでしょうか?



日本の矛盾した好景気

06/10/(15/26)

好景気の中で、東証1部上場企業(300社)の売上高や経常利益は、増加し続けています(2007年)。
輸出関連企業が、堅調です。
原因は、海外販売増と生産コスト削減です。
バブル期を上回る、6期連続の増益です。
製造業全体の国内売上高は、2.7%増です。
しかし、海外売上高は、7.8%増です。
好景気の中で、設備投資も、増加し続けています。
7.5%増です。


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しかし、好景気の中でも、解雇の相談は、増えています。
2006年は、19%、急増しました。

解雇されました...22.8%
いじめ、嫌がらせを、受けました...15.4%
賃金を、払ってもらえません...12.6%

非正規雇用の契約社員は、契約更新を、拒まれています(10%増)(2006年)。
それらの会社の求人票には、「育児休暇に実績あり」の表記が、ありました。

長時間労働で、自殺する労働者が、急増しています。
それに連れて、うつ病患者が、増えています(10%増)。


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医療費を払えない人が、増えています(2007年)。
80%の低所得層は、医療費を、払うことができなくなっています。


低所得層の実態;

具合が悪くても医療機関に、行けない...40%
医師に、勧められた検査・治療を、受けなかった...26%


高所得層;

世帯年収入、800万円以上
金融資産、2000万円以上


低所得層;

世帯年収入、300万円未満
金融資産、300万円未満


医療費を、払えない;

高所得層...36%
低所得層...84%


あなたは、現在の医療制度の平等性に、不満を持っていますか?「はい」;

高所得層...41%
低所得層...72%



格差は、限界にきています

06/11/(12/10)

希望は、人々の行動の原動力です。
希望を失った人が、増えれば、社会は、暗くなります。
今、日本では、希望を持つ人が、減り続けています。
高所得世帯が、減り続けています。
人々は、格差が、広がっているのを、感じています。




ジニ係数は、1に近づくほど、格差が、大きいことを、表わします。
2005年の日本のジニ係数は、0.5を、超えるようです。


ジニ係数0.5;

上位25%の所得階層が、全所得の75%を、得ています。
逆に、下位75%の所得階層は、所得全体の25%しか、得られません。




相対的貧困(OECD諸国中;2000年);

ワースト1位...アメリカ(13.7%)
ワースト2位...日本(13.5%)
ワースト3位...アイルランド(11.9%)

西欧諸国の大半が、10%以下でした。
北欧諸国は、低いです。
最も低かったのが、デンマークでした。
日本は、かつて、北欧諸国並みの水準でした。
一億総中流と、言われました。


相対的貧困率;

全国民の年収の中央値の半分に満たない人口割合です。

日本の絶対的貧困率は、7.5%(1995年)から10.8%(2001年)に、増加しました。
生活必需品のコストを基に算出した「絶対的貧困率」は、1980年代半ばから2000年に、5%、増加しました。
それは、OECD諸国中、唯一、日本だけでした。

日本の一世帯当たり年間所得の中央値は、476万円でした(2002年)。
その半分(238万円)以下が、貧困率の対象でした。
平均所得額を得ている割合は、9%でした。
中央値は、11.2%でした。
平均所得以下の割合が、59.7%でした。


絶対的貧困率:

最低水準を下回る収入しか得られない人口割合です。

1990年代以降、非正規雇用が、常態化しました。
日本でも、ワーキングプアが、誕生しました。


日本の好景気の陰の現象;

生活保護世帯が、増加しています。
家計の貯蓄が、減少しています。
無年金者が、増加しています。
貧困脱却機会が、減少しています。





平均所得金額の推移

(単位:万円)
  1996 年
1997 年 1998 年 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年
全世帯の1世帯当たり 661.2 657.7 655.2 626.0 616.9 602.0 589.3 579.7 580.4 563.8
  1996年と比較(%) 0.0 △ 0.5 △ 0.9 △ 5.3 △ 6.7 △ 9.0 △ 10.9 △ 12.3 △ 12.2 △ 14.7
高齢者世帯の1世帯当たり 316.0 323.1 335.5 328.9 319.5 304.6 304.6 290.9 296.1 301.9
  1996年と比較(%) 0.0 2.2 6.2 4.1 1.2 △ 3.6 △ 3.6 △ 8.0 △ 6.3 △ 4.5
児童のいる世帯の1世帯 781.6 767.1 747.4 721.4 725.8 727.2 702.7 702.6 714.9 718.0
  1996年と比較(%) 0.0 △ 1.9 △ 4.4 △ 7.7 △ 7.1 △ 7.0 △ 10.0 △ 10.1 △ 8.6 △ 8.2


高齢者や独身の単身世帯の割合は、25.3%でした(2006年)。
1986年の調査開始以来の最高でした。
1986年の単身世帯の割合は、18.2%でした。
平均所得を下回った世帯割合は、60.7%(+0.2%)でした。
世帯平均所得は、2.9%、減少しました。
最も多かった世帯は、年間100万〜200万円未満の所得層でした。
全体の12.9%でした。
次に、300万〜400万円未満の層でした。
全体の12.7%でした。

年収500万未満の世帯が、初めて、50%を超えました(2006年)。
51%(+13%)でした。
1000万以上の世帯は、13.1%(-3.2%)でした。
300万未満の世帯が、初めて、30%近くになりました。
27%でした。
東京でも、低所得者層が、増加しはじめました。
収入源が、年金や生活保護だけの世帯は、28%でした。
仕事をしている人がいない世帯は、過去最高の22%に、達しました。


パートタイム労働者;

1995年 82.7
2000年 100
2005年 124.6
大幅に上昇しました。

正社員:

1995年 103.3
2000年 100
2005年 93.6






好景気は、税収に、反映していません

06/14/(17/54)

1部上場企業全体(776社)は、5期連続の増収増益となりました(2006年度)。
経常利益の総額は、4期連続、過去最高を、更新しました。
円安とアメリカ・中国の好景気が、追い風でした。
輸出企業の業績は、まだまだ、好調です。
国内の大都市の地価が、回復しています。
不動産・建設企業の業績が、伸ばしています。


売上高は、前期より、9%、上昇しました。
経常利益は、前期より、7%、上昇しました。
66%が、増益でした。
41%が、過去最高益でした。
鉄鋼・電機・自動車などは、20%以上の増益でした。
製造業全体でも、14%の増益でした。


非製造業;

商社など卸売業...+30%
不動産...+21%
建設...+11%
陸運...+9%

好業績によって、株主への配当金が、増えました。
50%の企業が、増配しました。
配当金総額は、前期5兆円から、6兆円に、上昇する見通しです。
しかし、2007年度の予想は、不透明になってきました。
売上高...+3%
経常利益...+4%
伸び率は、2006年度より、小さくなりそうです。

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政府は、2006年末、50兆4680億円の税収見通しを、公表しました。
2006年度の国税収入が、税収見通しに、届かないことが、分かりました。(2007年6月)
所得税と法人税が、伸び悩みました。
実績が、予算額を下回るのは、4年ぶりでした。
好景気に、影を、落としました。

景気回復で、法人税や高額者の所得税が、大幅に、増える予定でした。


2006年度実績;

財務省は、4月末の税収実績を、発表しました。(2007年6月)


累計は、前年同月より、1.0%、低下しました。
法人税は、前年同月より、1.5%、低下しました。
所得税は、前年同月より、9.9%、低下しました。
源泉分は、前年同月より、3.3%、低下しました。
消費税は、前年同月より、1.3%、低下しました。

所得税では、株式の譲渡や配当所得が、下回りそうです。
法人税では、企業の利益の伸びが、予想を下回りそうです。



日本の非常識な最低賃金制度

06/19/(23/15)

アメリカは、10年ぶりに、最低賃金を、引き上げました。(2007年5月24日)
現在の時給5.15ドル(630円)が、7.25ドル(880円)まで、引き上げられます。
40%の引き上げ率です。
2年かけて、段階的に、引き上げます。
560万人の労働者賃金が、増えます。
一部の中小零細企業が、反対していました。
このため、10年間、中小企業に、総額48億ドル(5800億円)、減税します。




ヨーロッパでは、殆どの国が、全国一律最低賃金制を、採用しています。
ヨーロッパは、格差と貧困の拡大を、重視しています。
日本のような地域間格差を、認めていません。
日本と比較して、1・5倍から、1・8倍の金額です。
ヨーロッパは、時間額・週額・月額別に、金額を、表示しています。
国民の生計費が、見えやすくなっています。
日本は、時間額だけを、表示しています。


過去6年間の引き上げ率;

最も低い国...13%
最も高い国...44%
日本...2%

ヨーロッパは、最低賃金を、労働者の平均賃金50%に、しています。
将来、60%に、引き上げることを、決めています。
日本は、最低賃金を、労働者の平均賃金30%に、しています。

世界101カ国の最低賃金制を分析しているILOは、日本の最低賃金制は、「複雑」で「独特」であると、公表しました。
世界の最低賃金制に比べて、特異な制度になっていることが、明らかになりました。



生活できない最低所得世帯が、増えていきます

06/14/(17/54)

1994年、1世帯当たりの平均所得は、664.2万円でした。
過去最高でした。
1997年の消費税率5%への引き上げから、下がりはじめました。
小泉政権から、「景気回復」と、言われるようになりました。
しかし、平均所得額は、下がり続けました。
1994年より、100万円(15%)、下がりました。
この「平均所得額」には、高額所得者が、含まれています。
「平均所得額」以下の世帯は、60.7%もありました。




1992年、58万5972世帯が、底でした。
2004年、100万世帯を、突破しました。
2005年度の生活保護世帯数は、104万1508世帯でした。
2006年7月には、106万8500世帯を、超えました。
2006年11月には、108万世帯を、超えました。
2006年の出生数が、108万6000人でした。
2006年、生まれた全ての子供の家族が、生活保護を、受けていることになります。


生活保護世帯数の上位地域(2006年);

ワースト1位、東京都...146,063世帯
ワースト2位、大阪府...45,261世帯
ワースト3位、北海道...40,914世帯
ワースト4位、福岡県...35,260世帯
ワースト5位、兵庫県...26,606世帯

経済的に、自立することができない世帯が、増えています。



日本では,官民格差による配分は,不均衡です

06/24/(23/55)

官民格差



公務員と準公務員の合計は,いくらなのでしょうか?
その情報は,非公開になっています。
また,準公務員の定義は,あいまいです。
750万人〜900万人です。

特殊法人の給与は,公務員給与より,20%〜30%,高いです。
天下り先が,3倍に,増えました。(独立行政法人化)
官民格差による1人当たりの過剰人件費は,300万円〜400万円です。
官民格差による人件費は,年間20兆円〜35兆円です。
そのお金を,民間人に流せば、新しい創出が,有効になります。

年収500万円で,300〜500万人のフルタイム雇用を,創出します。
現役世代の失業,リストラ不安を,解消します。
会社は,リストラなどをしなくても,よくなります。
成長分野に,人的資源を,容易に,移転することができます。

月収15万円で,高齢者を中心に,100〜200万人の短時雇用を,創出します。
老後の生活不安を,解消します。
高齢者雇用が,確保されるので,低レベルの社会福祉を,補完します。



常識はずれの、独立行政法人の給与

06/26/(21/07)

独立行政法人の職員平均給与と、公務員給与の比較(上位)







60%以上の独立行政法人の職員平均給与は、国家公務員の平均給与を、上回っています。(2007年)
公務員の1.5倍以上の高給を、払っている法人も、あります。


独立行政法人を設けた趣旨;

経営の自立による、行政のスリム化を、目指しています。
しかし、実態は、自ら支給を定めて、人件費を膨らませて、効率化を、阻害しています。


113独立行政法人(2005年);

一般事務・技術職員数...3万5673人(平均年齢43.3歳)
平均年間給与...107.5
公務員の平均年間給与..100.0
公務員より、7.5ポイント、高いです。
公務員より、高い給与を、支払った法人...69法人(61%)
20ポイント以上、高い法人...25法人 (22%)


最も高い法人;

沖縄科学技術研究基盤整備機構...151.8
2005年9月に発足しました。
職員の年間給与...1000万6000円


次に高い法人;

日本高速道路保有・債務返済機構...140.5
職員の年間給与...833万2000円

日本貿易保険...134.4
職員の年間給与...895万3000円

農畜産業振興機構...133.8
農畜産業振興機構は、623億円の欠損金を、計上しました。(2005年)
しかし、職員に、年間給与936万円を、支給しました。


最も低い法人;

国立高等専門学校機構...83.0
職員の年間給与...577万7000円


高い給与水準の理由説明;

沖縄機構は、「英語力や情報処理能力の高い優秀な人材を確保するため」と、言いました。
高速道路機構は、「出向元の給与水準に合わせるため」と、言いました。



また、官僚天国は、生き残りました

06/28/(23/50)

政府が行っている天下り規制は、またも、詐欺です。
独立行政法人は、国家財政が、破綻しても、永遠に、税金を、食い潰し続けます。
国が滅びても、官僚だけは、最後まで、守られます。
今回の天下りを規制する国家公務員法改正案では、独立行政法人は、対象外です。
政府案が、国会で、可決しました。(2007年6月28日)
政府案と民主党案は、全く、違いました。


現状 政府案 民主党案
早期退職慣行 40〜50代で、次々、退職 早期退職慣行を維持 早期退職慣行を禁止
あっせん 府省庁ごとに、天下りをあっせん 内閣府「人材バンク」で、一元的に、あっせん 政府による、天下りあっせんを、全面、禁止
事前規制 2年間、密接な関係にある企業への天下り禁止 事前規制を撤廃 事前規制を強化
(公益法人などへの天下りも、5年間禁止)
事後規制 退職後2年間、出身府省庁への働きかけ行為禁止(外部監視機関がチェック) 退職後10年間、出身府省庁への働きかけ行為禁止


事前規制で、公務員は、離職後2年間、民間営利企業に、天下りできません。
しかし、公益法人、独立行政法人、特殊法人など、非営利法人については、規制がありません。
だから、これらの法人に、多くの公務員が、天下っています。
天下り先の90%は、非営利法人です。(2006年)
4600法人に、2万8000人の元国家公務員が、在籍しています。
地方公務員の数は、公表されていません。
2年経過してから、非営利法人から、民間企業に、移動します。
単なるマジックです。



悪知恵が働く官僚と、無能な政府

06/30/(10/21)

今日は、日本の悪い歴史に、残る一日でした。
[社会保険庁」「年金」「公務員」法が、今日、成立しました。(2007年6月30日)
阿部政権は、強引に多数決の原理だけで、悪法を、社会に、生み出しました。
この政権は、政治を行なう能力を、持っていません。
完全に、官僚のシナリオが、通りました。
日本の官僚は、国民や政治家を、蔑視しています。
だから、官僚は、国の未来などを、まったく、考えません。
官僚は、自分達の生活だけを、考えています。
そんな官僚が、国家を支配したら、どうなるでしょうか?

多数の「天下り」を生み出している根源は、早期退職慣行です。
出世頭が、50代にトップの事務次官に、上ります。
その際に、他の全ての同期生は、職場を、去らなければなりません。
そのために、年間1200人の「天下り」先を、用意します。
政府は、その根っこを、残しました。

政府は、新しい人材バンクの業務内容を、透明にすると、言います。
*新しい人材バンクの職員は、官庁の再就職あっせんを、禁じます。
*再就職先を、公表します。

新しい人材バンクは、各省の依頼も、受け付けます。
また、新しい人材バンクの職員は、各省の必要に応じて、協力します。
各省の「天下り」要求が、通ることになります。
これは、「天下り」先を、非営利法人に加えて、民間企業まで、増やす結果になります。

アレ、変ですね?!?
これで、「天下り」は、本当に、無くなるのでしょうか?
それが、守られているかどうかを、国民は、どのように、チェックするのでしょうか?
政府の密接な関係企業に、優先して、新たな「天下り」を、生み出すことにならないのでしょうか?